フレイルって何?
超高齢者社会になり久しい世の中、在宅訪問とい医療の形が当たり前になりました。
足が悪く家から出られない等の要介護の状態の方々にも医療を届ける為、大切な医療体制だと思います。
そんな在宅等のお話の中でよく出てくる「フレイル」という単語があります。
一時期世に定着しそうでしなかった単語である印象です。
フレイルとは健康な時と要介護の中間の状態を示します。
筋力の低下や関節の痛みによる身体機能、活動性の低下や
認知機能の低下や独居による精神的問題が見られる状態です。
フレイルの原因は低栄養が挙げられます。
加齢に伴い筋肉量や食事量が低下してしまい、低栄養になり更に筋量が低下し…を繰り返してしまいます(フレイルサイクル)
このフレイルサイクルからの脱却が要介護の回避に大切です。
現在、コロナの影響により運動や外出がしにくい状況にあります。
より一層フレイルサイクルに注意する必要性があります。
また、間食が増え糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病にも注意が必要です。
フレイルの診断
フレイルの診断として体重の低下などがあります。
フレイルの予防
フレイルサイクルからの脱却のため3つの柱を意識することが大切です。
①食事・栄養
・1日3食毎食バランスよく食べる。タンパク質(大豆製品、肉、魚)やビタミンD(キノコ、魚介、卵)、カルシウム(牛乳、乳製品)等を意識すると良いでしょう。
※飲んでいる薬や持病によって制限などもありうるので、気になる際は管理栄養士などに相談しましょう。
・定期的な歯科受診(よく噛む)
②運動
・ウォーキング(背筋を伸ばす。今より少し早めに歩く意識)
※水分補給をする。無理ない範囲で行う
・家で行えるストレッチの活用
③社会活動
・友人と食事。一人ご飯が毎日続くことを避ける
・電話などの活用
・地域活動への参加
※コロナ感染対策を徹底した状態で行いましょう
以上の3つを意識し、健康寿命を延ばしていきましょう