小出し疑問
①低血糖の時、ブドウ糖どれくらいのむの?
糖尿病治療薬に付き物な副作用である低血糖。
だるさや冷や汗、生あくび、酷い場合には昏睡に至ります。
そういった低血糖時の対策としてブドウ糖を持ち歩く事をお勧めされます。
ショ糖は分解する必要性があり、ブドウ糖の2倍摂取します。
※α-グルコシダーゼ阻害薬と呼ばれる種類の薬を飲んでいる場合は、ブドウ糖でしか効果がありません。
コカ・コーラやファンタなどのジュースもブドウ糖が多く含まれているため、350㎖1缶、500㎖ペットボトル半分以上飲むでもいいかもしれません。
その後10数分静養しましょう。それでも症状続く場合には再度ブドウ糖を摂取し、体調の様子を見ます。
それ以上は救急を呼びましょう。
②マスクって何歳から?
感染予防としてマスクをつける生活様式が定着しました。
では何歳頃からマスクはつけるべきなのでしょうか。
日本小児科学会では2歳未満の乳幼児へのマスク着用を避けるように提言しています。
気管が細くマスクによって窒息する可能性や、熱中症リスクが上がる為とされています。
それ以上の年齢に関しては、可能であればマスクを着用すると良さそうです。
2歳未満の乳幼児はこまめな手洗いなどその他の感染予防を徹底しましょう。
ちなみに、WHOでは12歳以上の小児からマスク着用を求めています。
③酸化マグネシウムの相互作用である大量のカルシウムってどれくらいの量?
マグミットなどの製剤がある酸化マグネシウムは大量のカルシウムと相互作用があると報告されています。
しかし、大量とはどれほどか明確な量は報告がありません。
500㎖/回、1ℓ/日くらいが大量であると考える報告が散見されました。
牛乳よく飲む方は減らすといいかもしれません。
普段から牛乳を飲まない方はそこまで意識しなくてよいでしょう。
なお、抗菌薬のニューキノロン系等ミネラルと相互作用あるものとは2時間以上あけましょう。